トークナビインターン生がインタビュー形式でお届け!
今回は「トークナビ誕生編」です。
-トークナビ設立のきっかけはなんですか?
フリーアナウンサー時代に周りのアナウンサーが仕事がなくてアルバイト生活をしている人が多かったんです。
そういう状況を見て、このままではアナウンサーとして生きていけないという危機感を覚えました。
それから、どこかの会社に入ることも考えたのですが、
働きたいと思える会社が見つからず、自分で起業することにしました。
-経営の勉強もそこから…という感じだったんですか?
正直なところ、経営のことはあまり分からないまま立ち上げたんですよ(笑)
でも10代のときにとっていたビジネス系の検定が役立った出来事がありました。
あるとき、フリーアナウンサーたちが集まって確定申告をしたんです。
そのときに、私は確定申告がスムーズにできて、皆に教えたことがあったんです。
その経験から、他のアナウンサーには無い、自分の強みに気づきました。
商業科出身で物を販売したりマーケティングをしたり、簿記の勉強をしてきたので、
進学校出身が多い他のアナウンサーとは時間をさいて学んできた内容がだいぶ違うと気づかされました。
-今は具体的にどんなお仕事をしていますか?
今は、集まったメンバーが働きやすい環境を整え、個人が最大限に強みを活かせる組織づくりをしています。
優秀な方々が集まってくれたので、適材適所を見つけて仕事を任せていき、
チームの力が発揮できるように声掛けをするモチベーターの役割をすることもあれば、
未来の方向性を示し、働く人にワクワクしてもらう役割もあります。
起業し7年目になって、29歳で立ち上げたときに思い描いたことより、
仲間が集まったことでもっと大きなことができるようになり、夢のレベルが上がったと感じています。
有難いことに現場を任せても回っていく状態にまでなったので、
私は考える時間を確保して、会社を成長させるための戦略タイムにあてています。
-大変だったことはなんですか?
企業して大変なのは、最初の半年から一年ですね。
会社を作っても1人で、相談する相手もいない。
オフィスもなければ商品もないですし、お客様もいないという何も無い状態なんです。
その時期は、サービスを創造しながら本を読んだり、人に会ったりしていました。
毎日仕事だと思って動いても、それが1円にもならないんです。その時、1円を生み出す大変さを経験しました。
毎日、このままで大丈夫かなと考えていました。
ひとまずニーズをヒアリングし、商品を作って営業に行く日々でした。
ラッキーなことに、初めてのお客さんが温かい人だったんです。
普通は実績のない会社に頼みたいと思わないと思うんですが…。
初めてのお客さんが、見積書の作り方を教えてくれたり…(笑)
現状把握のために会社を見学させてくださり、どこに課題があるのか、
何を提案したら購入してくれるのか見つける時間を作ってくださったのです。
-どのようにしてメンバーを集めましたか?
それが不思議と集まってきたんですよね(笑)類は友を呼ぶということだと思います。
最初は集めようとして集めた訳では無いんです。
始めは、子供の頃から話すことに自信を持ってもらいたいと思い、一人で小学校で話し方の講座をしていて。
その活動を見た仲間たちが共感し、集まってきてくれたんです。
声で未来が変わるという理念に共感してくださったのかもしれません。
あっ、ただひとつ大事にしていたことがあって。ブログは必ず書いて想いを発信していました。
自分の取り組みを周りの人にわかってもらえるように常に発信すると決めていました。
発信したことで、声をかけてもらったり、仲間やお客様が集まってきました。
会社を立ち上げてからも伝えることの大切さを感じ、
伝えることが上手な会社が成長するということに気づいたのです。
例えば、社長が言いたいことを社員にうまく伝えられる会社は成長します。
指示を的確に出せると、ベクトルが揃うんですね。
逆も然りで、上手く伝えられないと人間関係かギクシャクしてしまって停滞してしまう。
社外に対しても自社の商品の魅力をわかりやすく発信できれば、必要としている人に伝わり購入に繋がります。
伝えることが上手な会社が伸びると気付いたことから、伝えることが得意なアナウンサーが
企業の魅力を掘り起こしわかりやすく伝えるサービス「女子アナ広報室」が誕生しました。
-やりがいはなんですか?
トークナビにきてくれた人が活躍している様子を見ることがやりがいです。
トークナビに何かしらの思いを持って集まった人が、
スキルをつけて活躍していくことが嬉しいなと思っていて、やりがいを感じています。
偶然のように集まって来た人達が新しい能力を発揮して成長していくことが面白い。
私も、アナウンサーや運営メンバーが集まってくれたことによって、経営者アナウンサーとなれました。
みんながいてくれることで大きなことができるようになったことが嬉しいです。
-話すこと、言葉を大切にしていらっしゃると思うのですが、話す時のコツはありますか?
前向きな言葉を使うということです。
言葉によって人は情報共有して、行動したり立ち止まったりするので、
扱う言葉によって人は成長もするし、止まることもある。
自分が発する言葉に全部が現れると思うんですね。
良い言葉を使うと、周りも良い気分になりますし、自分の声を1番聞いているのは自分なので、
自分のためにも良い言葉を使う方がいいです。前に動けるようになります。言葉の力ってすごいんですよ(笑)
良い言葉を良い声で使うのが、生きていく中でプラスのエネルギーに出来るかなって思います。
これからも、沢山の方をトークでナビゲーションしていきたいと思っています。
INTERVIEWER
トークナビ インターン
大田 新奈 niina ota
≪インタビュー後記✎≫
今回は、樋田さんにトークナビ設立についてお話を伺いました!
0から1を生み出し100に向かっていく樋田さんの姿勢に改めて尊敬の念を抱きました。
また、一貫して「伝えることの大切さ」を感じました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!