話し方・聞き方の法則 Communication Report
滑舌トレーニングその1~「あえいうえおあお」で発音の基礎をつくろう!~
早速、滑舌を良くするレッスンを始めましょう。
一度は聞いたことがあるかもしれませんが、まずは「あえいうえおあお」の発声練習から。
これは、滑舌の練習としてはもっともポピュラーなもので、
演劇のレッスンでもよく使われています。
トレーニング方法
ステップ1~お腹から声を出す~
滑舌の練習をするときには、口先だけではなく、お腹から声を出すのがポイントです。
「あえいうえおあお」と一息に言うのではなく、
「あっ/えっ/いっ/うっ/えっ/おっ/あっ/おっ」
とスタッカートのように一音ずつ区切って発音してください。
「あっ」と力を込めると、おへその下(丹田)がペコっと凹むのがわかるでしょう。
一音ずつお腹が凹むように発音すると、お腹から声が出ているのがわかります。
これをア行からワ行まで続けてやってみてください。
分かりづらければ、丹田に手を当ててグッと押しながら「あっ」と言ってみましょう。
こうすることで、お腹が凹む感覚が理解出来ると思います。
ステップ2~応用編~
ステップ1に慣れてきたら、今度は区切らずに「あえいうえおあお」と一気に言ってみます。
もちろん、このときもお腹から声を出すこと。
お腹に手を当てて、ア行からワ行まで声を出しながら凹ませていきます。
それを一行ずつ、一息に言えるようにやってみましょう!
これが出来たら、少し難しいトレーニングにチャレンジしてみましょう。
深く息を吸ってから、ア行からワ行まで一気に発声します。
最後の「わえいうえおあお」まで、息を吸ってはいけません。
苦しくなると、つい口先だけで発声してしまいそうですが、我慢してお腹から発声してください。
お腹から声を出していると早口にはなりません。
お腹からの発声が苦手な人は…
こんなトレーニングもあります。
私たちの講座では、お腹から声を出すとき、
3メートル先の壁を声が突き抜けるようなイメージで
「あっ」「いっ」と前方に声を発する練習をしています。
こんな風にイメージをするだけで、声がうまく前に出るようになるのです。
普段、口先だけでモゴモゴと話してしまう人や、
人前で話しときについつい小さな声になってしまう方に特におすすめのトレーニングです。
終わりに
ここまでご紹介してきたトレーニングは、単純な発声練習ですから、
「本当に効果があるのかな?」と思われるかもしれません。
でも、ダマされたと思って試してみてください。
これが出来るようになってくると、滑舌はどんどん良くなっていきます。
滑舌が悪いと悩んでいる方は、この練習だけでも毎日繰り返すことをおすすめします。
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