現役アナウンサーたちが様々なジャンルで活躍する株式会社 TALK NAVI。
「女子アナ広報室」2期生が、新たな戦力となって活躍しています。
今回は、女子アナ広報室第２期メンバーとして加入し、研修講師としても活躍する鋤野郁実さんの一日に密着します。
アナウンサーという職業に憧れて
――鋤野さんは新卒後はどのように過ごされていたのでしょうか
鋤野：大学卒業後は、長崎県にあるケーブルテレビ局でアナウンサー・リポーターとして勤務していました。
小学生の頃から将来の夢は「アナウンサーになること」だった私にとって、その第一歩でした。地元九州でアナウンサー人生をスタート出来たことは嬉しかったです。
ネタを探して、実際に現場に出向き取材、インタビュー、原稿書き、編集、それを自分の声にのせて伝える。この一連の流れを全て経験できたのも地方テレビ局アナウンサーならではの特権だったなと思っています。
その後地元福岡県に戻り、地方局の番組リポーターとして勤務後、ブライダル、イベント、式典など幅広い分野の司会者として働いていました。
――アナウンサーとしての第一歩を踏み出した前職を振り返ってみてどんな日々でしたか？
鋤野：学生時代から１日アナウンサー体験セミナーに参加してみたり、大学に通いながらアナウンススクールに通ったり、とにかくアナウンサーになる為に一直線で生きてきた私にとって、現場で学べることは全てが刺激的でした。
日々違う人に会い、違う場所に行き、違う内容を取材する。それだけでも目まぐるしく、大変な事も多かったですが、「絶対にアナウンサーとして一番上手くなりたい」と、負けず嫌いな性格もあり、努力努力の毎日でした。
先輩の良い所は毎日１つは吸収しようと思っていました。
毎日の取材以外にも、全国高校野球選手権大会のリポーターを担当したり、生中継をしたり、食リポをしたり、１年目で番組のメインキャスターに選んで頂いたり、とにかくがむしゃらに駆け抜けていました。
大変な事も多かったですが、何一つ無駄なものなんてなかったと思っています。
――アナウンサーとしての業務の中で苦労したことはありますか？
鋤野：仕事柄時間が不規則になってしまいがちな事が多く、生活リズムを整える事が大変でしたね。
まだ日が昇る前に取材に出て、夜は日付が変わるギリギリまで番組作りに打ち込んだこともありました。
始めて地元を離れて、初めての経験の毎日。慣れるまではよく風邪をひきがちだったり、声が出しづらかったり、体調を崩してしまうこともありました。
「表に出る仕事なのに、これではいけない！」と、どんなに大変でも、仕事が楽しくても、体調管理を徹底しようと忙しくても食事はしっかりとるよう心掛けたり、リラックスする時間をとったり、メリハリのある生活を送るように意識していました。
今でもまず第一に大切にしていることに変わりないですね。
――鋤野さんの1日に密着させていただく前に、少し業務内容について教えてください
鋤野：現在は地方を拠点に、アナウンサー講師業務と女子アナ広報室業務の両方に携わっています。
講師という分野に関しては未経験からのスタートでしたが、沢山の経験豊富なアナウンサーの先輩方にサポートして頂きながら、無事にデビューすることができました。
これまでの経験を活かして伝えられることが少しでもあるならどんどん提供していきたいし、絶対に人気講師になりたいという目標の下、日々頑張っています。
また、広報室では、担当企業様のリサーチ、取材、原稿執筆、取材班のリリースチェック、アプローチと、ほぼ全般を任せて頂いています。
いつも担当企業様の一員のような気持ちで寄り添って仕事をしているので、メディア出演が決まった時は一緒に喜び、とっても嬉しい気持ちになりますね。
取材をして、原稿に起こすという前職での経験も多いに活きているなと感じています。
- 10:00
- 出社・スケジュール管理
私は、一日のスケジュール管理とタスク管理はしっかり細かく決めてスタートしたい計画型のタイプ。
出社してまずお客様や企業様とのメールの確認とご連絡。
そして、一日でこなす業務の時間配分をしっかりと決め、無駄な時間が生まれないよう効率よく進めていくことを心がけています。
- 11:00
- 女子アナ広報室定例ミーティング
私は地方在住なので、ＭＴＧは全てオンラインです。遠方だからこそ、通常以上に細やかな連絡は欠かせません。日々の気づきや改善点、嬉しかったこと等もオンラインを通して共有していきます。仲間の嬉しかったことは一緒になって喜んでくれるメンバーばかり！全国各地でアナウンサーとして働ける環境が整っているトークナビだからこそ、同じスピード感で仕事ができていることが嬉しく感じています。 - 12:00
- プレスリリースチェック
女子アナ広報室のアナウンサーが作成したプレスリリースの社内確認を行うのも仕事です。テレビ局や新聞社には数えきれないほどの量のプレスリリースが届きます。そんな中でもキラリと光る魅力的なプレスリリースで企業様をＰＲするべく、タイトルや使用するワード選びから一つ一つ考えます。「今ホットな話題は何なのか」「ＳＮＳでバズっているワードは何か」「同じ意味でももっとキャッチ―なワードになるのではないか」と何気ない日常の中でも日々言葉を研究しながら自分の中のワード力も鍛えています。
- 13:00
- 昼食
良い声を出すには良い健康状態であることが大切なので、午後から声をしっかりと使う仕事の日はエネルギーをしっかり蓄えます！午後の業務の確認をしながら休憩はしっかりととります。 - 14:00
- 研修講師
新入社員や内定者同士のコミュニケーション力を上げるための伝え方、ヒアリングの研修も担当しています。現在は対面だけでなく、オンラインでの研修も行っている為、画面越しに温度感が感じにくい時は、一人ひとりへのフィードバックをとても大切にしています。アナウンサーとして学んできたことが、参加している方々のお役に少しでも立てていると思うと嬉しいですし、毎回メリハリのある楽しい場を準備して臨んでいます。準備も常に120%で臨んでいますね。講師という立場でありながら、毎回の研修で私自身も勉強になることばかりで、一緒に成長させて頂いています。研修も１回限りで終わらせるのではなく、もし改善出来る所があった時は、「次はもっといいのに！！」と毎回１００％良いものをご提供していきます。
- 16:00
- メディアアプローチ
作成したプレスリリースをもとにメディアへのアプローチを行います。アプローチ先のリサーチや選定もしっかりと行いながら、チームで進めていきます。ご依頼いただいている企業様はどこも魅力溢れる企業様ばかりです。女子アナ広報室メンバーと協力しながら日々ＰＲを行っています。
- 17:00
- 広報担当者養成セミナー講師
「現役アナウンサーが実体験に基づいて教えるテレビ取材獲得術」と題して、広報担当者向けのセミナー講師を担当しています。「広報に異動になったけれど、何からしたら良いかわからない…」「テレビ局にプレスリリースを送ってはいるけれど連絡は来ない…」「攻めの広報って何？」など、様々な悩みを持つ広報担当者さんは沢山いらっしゃいます。そんな皆様を、メディアの中に居た人間として、メディア内部から見た現状や、実際に広報担当としてＰＲを行うなかで感じた事、コツなどをお伝えしています。努力や結果が目に見えにくい分野だからこそ、同じ状況の皆さんと協力し合って頂きたいし、私たちの経験が今後の広報活動のヒントになっていたら嬉しいです。 - 18:00
- 退社・帰宅
「伝える力」を沢山の人に教えられる人に
いつかはアナウンサーとして現場で学んできた「伝える力」を沢山の人に教えられる人になりたいと思っていました。
そんな時、トークナビの「アナウンサー講師研修会」を知り、「私がやりたかったことはこれだ！！」と、すぐに福岡から飛行機に乗って研修を受けに行きました。
その日は贅沢にも代表の樋田さんとのマンツーマンレッスンを受けることができ、そこでは講師になる為の指導の仕方や受講生の褒め方、フィードバックの仕方などを教えて貰いました。
私自信、今はアナウンサーとして仕事をさせて頂いていますが、幼い頃から話す事が苦手で、人前に立つと声が震えてしまうような子どもでした。
しかし、正しい練習をして、訓練を続けたらこんなにも話すことが楽しいものに変わるんだと身をもって経験しています。
だからこそ、苦手意識があったりコンプレックスを持っている方こそ、寄り添っていけるアナウンサーでいたいと思っています。
これまでの経験を活かして、私が伝えられることが少しでもあるならどんどん提供していきたいし、講師としての幅を広げ、活躍できるようにになりたいという目標の下、日々頑張っています。
助け合える“同期”の存在
トークナビの２期生として入社して、今こうして頑張る事が出来ているのは同期の存在がとても大きいです。初めて会った初日から意気投合し、離れていてもマメに連絡を取り合える仲です。
全員、年齢も前職やこれまで経験してきたことも違いますが、「話す事・伝える事」に特化したプロフェッショナル達です。
見事に全員得意なことや強みも異なり、いつもみんなで支え合っています。
特に一緒に働くことの多い田中晴子アナとは歳も違いますが、困った時は一番寄り添ってあげたいし、寄り添ってくれる大切な存在です。
大変な事もあると思いますが、これからも切磋琢磨して成長していきたいですね。
成長しない日はない
アナウンサーというと、「話すだけ」「喋りが上手い人」「身なりや所作が綺麗な人」等と、なんとなく表向きでしかわからないイメージを持っている方が多いかもしれません。
しかし、アナウンサーは日々地道なトレーニングを行い、話すだけではなくヒアリング力も磨き、日々色んな人と出会う為、コミュニケーション力、リサーチ力にも長けた人材です。
そんなプロフェッショナルが揃うトークナビに入って、こんなに人に恵まれた環境があるのかと感じるほど、素敵な方ばかりが揃っています。
一概に「アナウンサー」と言っても、得意な事、持っている能力はそれぞれ違うので、働きながら日々勉強させて頂くことだらけです。
その上自分がアナウンサーとして培ってきた技術や振舞いが、少しでもお役に立てているのかなと嬉しい気持ちになりますし、この上ない喜びです。
だから、アナウンサーってやめられないですね。
今後の夢も生涯現役アナウンサー！
私自身勉強と成長を止めずに、関わる方々の人生を豊かに出来る人になれるよう頑張っていきます。
プロフィール
鋤野 郁実
1991年6月21日生まれ
福岡大学卒業後、地方ケーブルテレビ局にアナウンサーとして就職。その後、幅広いジャンルの司会者としての仕事を経て2020年に株式会社トークナビに入社。休日はゴルフや、美味しいカレー屋さん探しをして過ごすことが好き。最近購入した万能ホットプレートと圧力鍋の便利さに感動し、凝った料理にも挑戦することに目覚める。
