現役アナウンサーたちが様々なジャンルで活躍する株式会社 TALK NAVI。
「女子アナ広報室」メンバーは活動の幅を広げて活躍しています。
今回は、2022年から広報室の一員として活躍されている桑子英里さんにお話を伺いました。
自分の目指すものを常に明確にさせてきた。
――まず、声のお仕事をしたいと思ったきっかけを教えてください。
桑子:最初に声の仕事をしたいと思ったのは、
小学生の時、国語の授業で先生に音読の声を褒めてもらった時です。
それまで自分の声が周りの女の子と比べて低かったりハスキーだったりして
コンプレックスを抱えていたのですが、
褒めてもらったことで話すことへの苦手意識がなくなりました。
今もその時の嬉しい気持ちは覚えていますね。
先生の一言で今があると思うので、先生がいてくれて本当によかったと思います。
その後も学校でプレゼンなどをする時に声を褒めて頂けることがあり、
だんだん本格的にアナウンサーを目指し始めました。
――大学卒業後は、念願のアナウンサーとして仕事をされていたんですよね。
桑子:はい。2008年に入社して、アナウンサーをしていました。
ラジオやテレビ、リポーターや取材など、バラエティ豊かにいろんな仕事をさせてもらいました。
13年間働いて、その後祖母の介護を手伝うために退職しました。
――夢だったアナウンサーという職業から離れた時、どんなお気持ちでしたか?
桑子:長い間アナウンサーとして仕事をして、
やりがいをとても感じていましたし沢山の方にお世話になっていたので、恩返しをしたいと思っていた時でした。
でもその時新型コロナウイルスが流行していて、やはり家族の大切さに改めて気が付いたんですよね。
達成感も感じていたので、辞めたくないという気持ちはなく、感謝の気持ちでいっぱいでした。
――やりきった、というお気持ちだったんですね。その後、トークナビで働くまでどんな経緯があったんですか?
桑子:祖母の介護が落ち着いた後、医療事務のための学校に通っていました。
何をしようか考えたんですが、やっぱり声の仕事をすることはもうないかな、と思っていたので。
でも、その学校でも声を褒めてもらうことがあって、声の仕事をまた意識していました。
その時、青森放送で同期だった樋田社長に、トークナビでお手伝いをしないかと声をかけてもらって、
昨年から女子アナ広報室の一員となり、働き始めました。
――桑子さんの一日に密着させていただく前に、現在はどんなお仕事をされているか教えてください。
桑子:女子アナ広報室に所属し、
企業様にインタビューをして、プレスリリースを書くという仕事をしています。
アナウンサー時代にも人に話を聞くことが好きだったので、最初に樋田社長から仕事内容を聞いた時、
面白そうだなと思って始めました。
- 9:00
- メール・最新ニュースチェック
- 10:00
- プレスリリース事前打ち合わせ
- 11:00
- プレスリリース取材事前準備
世情や企業様の情報を収集して、切り口になりそうなテーマを準備します。 - 12:00
- 休憩
- 13:00
- プレスリリース取材
- 14:00
- プレスリリース作成
- 17:00
- 終業
――トークナビの良いところを教えてください。
桑子:一人一人が輝ける環境が揃っていると思いますね。
女性は、出産であったり育児であったりといろんなライフステージがありますが、
働きやすいペースで人それぞれ適したところで働けるのが魅力だと感じています。
働いているのはみんな女性なので、理解し合い支え合うことが出来るので安心ですね。
企業様とお話しする時もオンラインで行うので、
プライベートも大切にしながら自分に合った働き方が出来るのも良いところです。
また、アナウンサーだった時には情報のアウトプットで忙しく自分のスキルアップを目指すことが難しかったのですが、
トークナビではプレスリリースの書き方や取材の仕方など、研修を自由に受けることが出来ます。
仕事をしながら自分を高められるのでとてもありがたいです。
――働いていらっしゃる中で、どんなやりがいを感じていますか?
桑子:自分が担当した企業様がメディアに取り上げられるとすごく達成感を感じます。
自分の中で「これを推したい!」というポイントがあって、それを試行錯誤しながらメディアに伝えるので、
取り上げて頂いた時には、自分の思いが届いた!と嬉しくなります。
――逆に、大変なことはありますか?
桑子:言葉は日々変化するものなので、それに対応するのが大変ですね。
ぼーっとしていられないです(笑)。
メディアがどんなことを求めているのか、テレビや雑誌、新聞などで業界の情報を常に最新にしておくようにしています。
その点でトークナビの強いところだと思うのが、
トークナビでは企業様にアプローチをする担当とプレスリリース作成の担当で分かれていて、
アプローチ担当の方は最新の情報を一番近くでキャッチしている方々なんです。
その方たちとコミュニケーションをとることで最新の求められていることを知ることが出来るのもありがたいです。
――コミュニケーションを取りながら最新情報をキャッチされているんですね。
では、桑子さんのこれからの目標を教えてください。
桑子:今はプレスリリースの作成を担当しているんですが、
いずれ講師や講演の仕事もしてみたいです。
誰かに伝える、ということがとても好きなので
自分自身でも勉強しながらいつか講師の仕事をできたらいいな、と思っています。
――最後に、トークナビに興味を持っている方や学生の方にメッセージがあれば教えてください。
桑子:もし今、学生時代の自分に何かアドバイスできるとしたら、
「何事もおもしろがって!」ということを伝えたいですね。
楽しいことはいっぱいあると思うんですが、嫌なことも沢山あると思うんです。
それでも、嫌なことの中でも面白いところを見つけられるのはすごく強いと思います。
難しいなと思うことも、ゲーム感覚で進めてみてください!
インタビューしたのは…
トークナビ インターン 日比野 花楓 (ひびの かえで)
立教大学文学部文学科にて文芸・思想専修を専攻中
学生時代は水泳、応援に打ち込む
≪取材後記≫
桑子さんの、人生それぞれの場面で常に「やりたいこと、大事にしたいこと」を
明確にされている姿に感銘を受けました。
やりきった!という気持ちで別のステージに移ることが出来るのも、
いつも何事も楽しく全力で取り組んでいらっしゃるからだと感じました。
私もやりたいことを真っすぐ目指す姿勢を大切にしたいです。
桑子さんの柔らかい表情の中にも曲げない芯が見えるインタビューをさせていただきました。
ありがとうございました。
プロフィール
桑子英里
2008年から青森放送に13年間在籍し、テレビ・ラジオともに情報番組や報道番組まで幅広く担当。その他、ステージイベントの司会や、児童への読み聞かせ、スポーツ取材や中継、災害報道など様々な現場を経験し臨機応変な対応を体得。
東日本大震災での災害報道を経験し「心に寄り添う」ことを軸に活動。
2013 年日本テレビ系列アナウンス大賞(テレビ部門)北海道・東北ブロック優秀賞受賞。